お盆のお布施の相場は浄土真宗と曹洞宗ではどのくらい違う?

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お布施とはお寺の僧侶やお坊さんが、亡き先祖様や故人のためにご供養、読経して頂いたお礼に渡すお金のことです。

お盆や初盆のご供養をお坊さんにお願いする場合、お布施の相場は、いくら位でしょうか?宗派によって金額に違いはあるのでしょうか?浄土真宗と曹洞宗ではどのくらい違うのか調べてみました。

浄土真宗とは

浄土真宗の歴史は、インドから伝わってきた大乗仏教で、鎌倉時代に浄土宗を説いた法然の弟子の親鸞により、浄土真宗になり日本最大の宗派になっています。

現在は大きく言うと、浄土真宗本願寺派(西本願寺派)と真宗大谷派(東本願寺派)の2派に分かれています。

浄土真宗では、ご本尊の阿弥陀如来のお慈悲のはたらき(本願力)により、念仏を唱えれば「即身成仏」し、亡くなった方は念仏によりすぐに仏になるとされていて「霊」という概念が無いということです。

「霊」が無いのだから、永代供養や追善供養というものはされなくて、位牌は作らず過去帳を使うそうで、戒名もつくらないそうです。

浄土真宗のお布施の相場

ですので、他の宗派に比べて葬式の時のお布施は安いと言われています。

  • 葬式のお布施:10万円~30万円
  • 初七日や二七日などの追善供養お布施:3000円~5000円
  • 四十九日法要お布施:3万円~5万円
  • お墓を建てたら建碑法要と納骨法要お布施:2万円~3万円
  • 仏壇を買ったら入仏法要お布施:1万円~2万円
  • 初盆のお布施:3万円~5万円
  • 通常のお盆のお布施:5000円~1万円(通常お盆はお坊さんの読経はしなくてもよい)

浄土真宗はお盆の飾り付けはしませんし、盆棚も作りません。ご供養といてのお盆ではなく、仏縁をつなぐためのお盆とされます。

また、浄土真宗の教えでは、お布施はご本尊の阿弥陀如来へのお礼であり、お寺や僧侶へのお礼ではないとされます。

出典:YouTube:武田正文の仏心チャンネル

また、春の彼岸と、秋の彼岸にはお寺で合同法要も行われたりします。

  • 合同法要に参加お布施:3000円~1万円
  • 個人的お彼岸法要お布施:3万円~5万円
  • 1周忌法要お布施:3万円~5万円
  • 3周忌法要お布施:1万円~5万円
  • 親鸞聖人の祥月命日お布施:3000円~1万円

こうしてみると、家や家族は、仏教とお寺やお坊さんに、何年にも渡ってお世話になるところですね(゚д゚)!しかし、最近では合同納骨、永代供養などというものが便利が良く、手軽な感じとされています。

それでは、もう1つの宗派、曹洞宗についてみていきます。

曹洞宗とは

曹洞宗は、鎌倉時代に道元が中国から日本へ伝えた、日本の禅宗系仏教(坐禅を組む)の一つです。

その教えは、坐禅をひたすら実践することにより、仏ブッダの姿を自覚すること。坐ること自体に集中し瞑想し、人間として生まれてきたこの世に価値を見いだしていこうという教えになります。

生活そのものが修行とされ、臨済宗・黄檗宗(おうばくしゅう)とともに日本三大禅宗と呼ばれています。現代に重要視されているマインドフルネスも同じ禅の教えです。

アップルの創業者、スティーブ・ジョブズも座禅し、マインドフルネスを実行していたといわれています。

日本に伝来した禅の歴史をよくわかるように解説をしている動画がありましたので、以下にご紹介しておきます。日本では武士に受け入れられ、やがては海外のインテリ層にも伝わり、今でもマインドフルネスとして実践されている禅宗の歴史が語られています。

出典:YouTube:中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY②
出典:YouTube:中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY③

仏教は、自身を修行の中に置き、苦しみを受入れ、煩悩を捨て去り、悟り、開放するという教えが前提にあるとされます。

お布施の3つがどれもが修行にあたります。相手が持っていないもの・ないものを分け与えるという意味があります。

葬儀や法要では参列する全員がお布施という修行を行います。

  • 法施(ほうせ)は、お坊さんの役目:人に仏法を説いて聞かせること
  • 無畏施(むいせ)は、参列者が悲しんでいる人を慰める役目:恐怖心を取り除くこと
  • 財施(ざいせ)は故人が生前に残した財産を、遺族が世間に返す役目

曹洞宗は他の宗教に比べて、お布施が高めだといわれています。いくら位でしょうか?

曹洞宗のお布施の相場

  • お葬式のお布施:20万円~60万円
  • 戒名のお布施:30万円~100万円以上
  • 初盆のお布施:3万円~5万円
  • お盆のお布施:1万円~5万円
  • 法要のお布施:3万円~5万円
  • 初七日や二七日などの追善供養お布施:3000円~5000円

浄土真宗と比べれば、曹洞宗のほうが、高いような設定になっていました。とくにお葬式や戒名などをつくるときに高くつくようです。

その他の法要やお盆のご供養、読経などのお礼やお布施は同じくらいです。通常のお盆では、宗派に関係なく、ご供養は各個人に任されていて、お坊さんを呼んでも呼ばなくても自由です。

最近ではお坊さん無しの小さな家族葬で、家族だけが故人を送り出す葬儀が増えてきています。お値段もかなり安くなってきています。

今回のまとめ

日本の仏教は信仰というより、葬式や法要、お盆行事、ご供養という行事だけの仏教になってきています。無宗教の人が増えてきていると言われるのは、すでに先祖代々から伝わっていて生活に根ざしたものになっているからかもしれません。

とはいえ、お坊さんや僧侶に渡すお布施の高いことには、驚きました(゚д゚)!人生でそう何回もないことですが、コロナ禍の影響や景気が良くないことも関係して、安月給の私にはあまり受け入れたくない金額です。

最近では小さな家族葬や、お坊さんや僧侶のいないお葬式を支持したり、合同納骨で永代供養などをする現代人も増えてきています。

お寺でなくとも、葬儀屋にたのめばすべて手配してくれますし、安く、簡単に済ましてくれます。

しかし、ご先祖様のご供養や感謝の気持ちを表すには、お坊さんに拝んでもらい、菩提寺とも代々お世話になりたいと思ったり、賛否両論がもちろんあると思います。これからの時代、どのようになっていくのでしょうか( ^ω^)・・・?あなたならどうしますか(・・?

最後までご覧いただきありがとうございます。

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