アフガニスタンになぜ米軍がいたのか?タリバンが首都カブールを制圧?

アフガニスタン

タリバンとアフガニスタンが今世界を騒がせています。なぜ、何が起きているのでしょうか?タリバンがアフガニスタンを制圧したとか、米軍が撤退したとかニュースで伝えられています。

しかしニュースを聞いてもピンとこないので、いろいろ調べてみました。わかりやすく簡単に解説されているのもを参考にしています。

湾岸戦争とビンラディン

タリバンとアフガニスタンの関係や歴史は前回、記事にしましたので、今回はその続きです。

平和だったアフガニスタンが紛争に巻き込まれていくことになった背景や、近隣諸国の思惑、企みなどがあり、最後に残った「タリバン政権」がアフガニスタンを治めようとしていくのでしょうか?というところで続いています。

ここで、歴史の新しい展開に世界が巻き込まれていきます。それが、湾岸戦争とビンラディンが関係しているということなのです(゚д゚)!

湾岸戦争とは、1990年8月2日のイラクによるクウェート侵攻をきっかけに、国際連合が多国籍軍(連合軍)の派遣を決定し、1991年1月17日にイラクを空爆して始まった戦争である。

Wikipedia

どういうことなのか?・・・深堀りしていきます。

イラクから始まった

イラクという国に「サダム・フセイン」という非常に激しい独裁者がおり、アメリカとソ連の勢力が弱っているこの時期に、中東での勢力を拡大したいとの思惑があり、もっと石油利権をあげようと石油を高値で売ろうとし、中東近隣諸国、お隣さんの国に同意を求めたが、クウェートだけが合意せずはねのけた、とされます。

出典:中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY:2019/09/09投稿済み

非常に激しい独裁者であった「サダム・フセイン」は感情的になり、言うことを聞かないクウェートを攻めてやろうと、1990年にイラクがクウェート侵攻することになります。

そして、イラクの横暴をこらしめるために諸外国が団結するという歴史上まれな「多国籍軍」を編成し、湾岸戦争が行われました。

「多国籍軍」は日本でも耳慣れた言葉で、自衛隊の派遣は関節的に行われたのでしょうか、日本からも多額の援助金が送られたとされます。

それより湾岸戦争になる前に、世界はもとより一番近いお隣国のサウジアラビアが、イラクと国境が近いため心配し、イラクを止めに入ったとされます。

その止めに入った人物が、アフガニスタンでイスラム教のために戦った聖戦士ムジャヘディンの「ビンラディン」だったということです。

ビンラディンとは?

サウジアラビア
サウジアラビア・メッカ

「サダム・フセイン」もよく耳にしましたが「ビンラディン」・・・有名ではありませんか?いったい何者だったのでしょう。

実は「サウジアラビア」最大の建設会社を牛耳っている親父の53人の息子の1人、御曹司「オサマ・ビンラディン」だったということです(゚д゚)!

サウジアラビアというのは、「サウード家のアラビア」と言って「サウード家」という王家が完全に牛耳っている王国、と言う意味なのだそうです。

「サウジアラビア」という国はイスラム教の聖地「メッカ」があり、イスラム教国としても中東としてもリーダー的存在であり、石油も一番採掘される国、石油ビジネスでもうけた国とされます。

この国の公共事業を一手に引き受けているのが「ビンラディン・グループ」ということで、王家をもしのぐ大金持ちだということです。

この「ビンラディン」がサウジアラビアのイラクへの国防は、聖戦士ムジャヘディンである私達がやります、と王家に言って出たとされます。

しかし、王家はイラクは化学兵器や最新兵器を使うかなり怖い国だと観ていて、イスラム教聖戦士では危ないと思い、かねてからの申し出があったアメリカ軍の駐留を受け入れることになったそうです。

ビンラディンが追放され、抱く「反米感情」

しかし、イスラム教聖戦士であるビンラディンは、イスラム教なのにアメリカを受け入れた王家を間違っていると強く批判し、王家の怒りを買い国外追放されることになります。

ここで、「ビンラディンの反米感情が高まっていった」といわれています。

そしてビンラディンはスーダンに行き、アメリカに対してテロ行為を行うようなるとされます。そして、スーダンも政権が変わり、国外追放されることになります。

さらに追放されたビンラディンは、ついにアフガニスタンに亡命し戻ってくるのです。

その当時のアフガニスタンはタリバン政権で、最高指導者「ムハンマド・オマル」は、ソ連共産主義に対してともに戦った仲なのでタリバン政権はビンラディンをかくまうことになったということです。

2001年9月11日アメリカ同時多発テロ事件

9.11同時多発テロ
国防総省

タリバン政権はビンラディンをかくまいました。

そして、ここで9・11アメリカ同時多発テロ事件が勃発・・・

アメリカはアフガニスタンに「ビンラディンを出しなさい」と通告しますが、拒否したためアフガニスタンを空爆し、2ヶ月間でタリバン政権は崩壊。

2011年、ビンラディンを殺害するに至ります。

しかし、タリバンは散り散りになって潜伏していると考えられたので、アメリカはアフガニスタンを完全に民主主義国家に作り変えようとしたのです。

同時多発テロ事件から20年の2021年現在まで、その国造りは続いていたのです。相当な資金と軍隊、人員、政策、憲法を導入したそうです。

同時多発テロ事件から20年後の2021年現在

結論から言うと、相当な資金と時間を尽力しても、全然、国がつくれなかったということです(゚д゚)!

タリバンからのゲリラ攻撃が突然起こるので、アメリカ軍をいつも駐留させておかなくてはいけないし、人命が犠牲になり、人員確保でお金がかかったこと。

タリバンが潜んでいて、夜になるとやってきてアフガニスタン人を脅かしたり誘惑したりし、汚職もまん延し、国民はアメリカ政府への不信感を拭えなかったということです。

タリバンの資金源

アフガニスタンはケシの花の産地でもあるということで、ケシの花からアヘンが作られるといいます。この麻薬を売って財源を増やしたとされます。

タリバンは、その財源で密かにじわじわと人員を増やしていったということです。

タリバンは「いずれアメリカはいなくなるぞ」と20年間言い続けた、といいます。

アメリカ国民の不信感

アメリカ国は、アフガニスタン駐留に使った予算はなんと、220兆円、ということです。

この予算が国内にあれば、もっと潤うのに・・・と国民がいい始めたということです。

そして何より、20年という月日は時代情勢が変わってきていて、旧ソ連は崩壊しているし、環境問題もあり石油自動車から電気自動車になろうとしているし、中東へのアプローチも変わってきているでしょう・・・となってきました。

しかも、アメリカ軍のタリバンゲリラによる犠牲者は約2400人とされ、お金もかかり人命も奪われた割りに合わない国家つくり・・・とされ、オバマ政権あたりから言われ始め、トランプ政権でタリバンと会議され、テロをしない約束をし、バイデン政権でアメリカ軍の撤退を発表した、というわけです。

アメリカ軍が撤退したと同時にタリバンが動いた!

そして、アメリカ軍が撤退しました。と同時に、目を光らせていたタリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧したのです。

アフガニスタン軍は、1週間と保たず制圧されてしまったのです(;・∀・)

その、制圧される速さに「こんなに早いか!」ということで世界は驚き、ニュースになっていた、ということだそうです。

現在のタリバンの最高指導者は代替わりをしているといわれ、タリバンがどのようなものなのか、政治をすることができるのか、どのようにするのか、など何もわかっていないということです。測りかねているところだとされます。

世界は、タリバン政権を正式に国家として認めていくのでしょうか?

以下の動画は、アフガニスタンになぜ米軍がいたのか、をわかりやすく解説している動画です。

出典:中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY:2021/09/01投稿済み

もう一つは、アフガニスタンのお隣の国、中国との距離感も懸念され、気になり問題になっているといわれています。

アメリカと中国との新たな闘争や摩擦にならないかということもあり、世界はこの複雑な出来事を見張っているのですね。

以下は池上彰さんの著書で「知らないと恥をかく世界の大問題」シリーズ、(愛称を「知ら恥」というそうです。)で世界の様々なニュースを取り上げわかりやすく解説されています。

今回は超話題のタリバンとアフガニスタンについて情勢をわかりやすく解説されています。信頼の著書ということで必見ですね(゚д゚)!

以下の動画は「アメリカから読み解いた歴史」です。「湾岸戦争」のことも出ています。18:20ごろから解説しています。

出典:中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY:2019/11/03投稿済み

今回のまとめ

アメリカと旧ソ連の冷戦時代の歴史と中東の勢力争い、タリバン政権のしぶとい復活が絡み合い、アメリカが介入したアフガニスタンの国つくりもうまくいかず、同時多発テロ事件から20年後の現在でも、アフガニスタンの紛争が続いています。

現在のタリバン政権とは、どのようなものなのか、どのような政治をするのか、国はつくれるのか、世界が注目している出来事なのでした。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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