こどもの日は保育のねらいを考えるべき?日本の行事や昔の風習から考察

こどもの日

5月5日はこどもの日でゴールデンウィークの中に入る祝日です。少子高齢化といえどもまだまだ隣近所には子どもの声がします。子どものある家庭では毎日がこどもの日で、さらに祝日には何をすればいいのでしょうか?

こどもの日は保育としてのねらいを考えるべきでしょうか?こどもの日のポイントを考えてみました。また何のためにあって何をすればいいのか、日本の行事や昔の風習も調べてみました。

こどもの日は保育のねらいを考えるべき?

5月5日のこどもの日の祝日は、我が子のためにどんなことをするのが良いのか、多少なりとも考えてしまいます。

日頃から仕事で忙しくしている家庭では、祝日こそゆっくりしたいし、また、休みがない方もいらっしゃるかもしれませんが「こどもの日」はやってきます。

「こどもの日」は我が子に好きなおもちゃを買ってあげたり、楽しいことをさせてあげたりしますが、祝日になっている本当のねらいは何か、考えてみました。

保育とは?

「保育」というと何か少し大げさに聞こえますが、慣れ親しんだ家庭とは逆に「保育」という目線からの「こどもの日」のねらいやポイントを、あらためて考えてみました。

保育とはどんなことをいうのでしょうか?簡単に言い表した言葉はないか調べてみました。

乳幼児を適切な環境のもとで,健康・安全で安定感をもって活動できるように養護するとともに,その心身を健全に発達させるように教育すること。

コトバンクより

集団保育や家庭保育などという言い方もして、両方で協力しながらバランスを取り、保育をしていくのが理想的とされています。

父性や母性で育てればいいじゃない、と思いますが子どもが成長する過程では様々なことが起こってきます。たとえば、反抗期や思春期、友達関係、親子の関係など。

そのようなことを思うと、日頃から「保育」目線で考えたり、冷静にみたりすることも大切かと思いました。

そこで、「こどもの日」の行事はたくさんありますが、保育園や幼稚園、小学校ではもちろん、家でもお祝いします。こどもの日の保育のねらいは何なのか、ポイントをわかりやすく調べてみました。

こどもの日のねらいは?

こどもの日のねらいは一言でいって、「子どもが成長していることを喜び合う」ということでした。

誰と喜び合うのでしょうか・・・親と子、祖父母、親戚、先生、隣近所のおばさんやおじさん、でしょうか。

保育では、こどもの日を通して「子どもが健やかに成長することの尊さ」を伝えることが、大切なねらいとされます。

誰に伝えるのでしょうか?親や親戚、祖父母などでしょうか、大きくとらえて周りの大人にかもしれません。

「健やか」とは、よく食べ、よく動き、よく笑い、よく寝るです。「成長」とは、からだが大きくなる、体重が増えるということもありますが、責任感を持ったり、人に優しくできたり、精神や心の成長もあるとされます。

また、こどもの日には、子どもも「母に感謝」をする、ということがうたわれていますが、家族や祖父母、先生など周りのみんなに守られているということを、子ども自身でも気付いてもらうことがねらいとされています。

保育園や幼稚園、小学校など、こどもの日の行事はたくさんあります。折り紙や画用紙で鯉のぼりを作ったり、塗り絵をしたり、給食やおやつに行事食が出てきたりします。

家庭でも巻きずしやちらし寿司を作ったり、柏餅やちまきを食べたり、おもちゃやゲーム、好きなものを買ったりしてお祝いしますが、子どもが何歳になるまでお祝いすればいいのでしょうか?調べてみました。

こどもの日はいつまでする?

結論からすると、何歳までお祝いするかは決まっていないそうです。

私が育った地域では、子どもの歳の数え方で「つ」がつくまでは膝の上で育てよ、という言い伝えがありました。1つ、2つ、3つ・・・9つ、とう(10)です。

10歳(とう)まではこどもの日を家庭でお祝いした記憶があります。小学生(12歳)までという家庭もありましたが、様々だと思います。

とはいえ、私もよく思いましたが、子どもを産んでからは毎日がこどもの日で、あらためて祝日に何をすればいいのでしょうか?なんのために?そのあたりを調べてみました。

何のためか?

こどもの日の祝日は、何のためにあるのでしょうか?

子どもの成長をあらためて確認する日ではないでしょうか・・・毎日、生活しているからこそ、祝日には身体を休め、じっくり子どもに向き合い、眼と眼を合わせて話しをしたり、一緒に遊んだり料理をしたり笑ったり。

今年はコロナ禍でむつかしいかもしれませんが、親子でなくても、近くに住んでいれば祖父母や友達、親戚が集まって一緒に料理したり、食事して過ごすのも良い思い出になると思います。

乳幼児の場合だと、ゆっくり生活したり、写真を撮ったり、夫婦で将来を話し合ったりするのも楽しいと思います。

「こどもの日」の祝日は日本だけのものなのでしょうか?世界ではどのようにしているのでしょうか?

日本だけなのか?

「世界こどもの日」がありました。ユニセフ(unicef)が1954年に制定しています。

11月20日の「世界子どもの日」は、1954年、世界の子どもたちの相互理解と福祉の向上を目的として、国連によって制定されました。

unicef(ユニセフ協会)

ユニセフとは簡単にいうと、世界中の子どもたちの命と健康を守るために活動する国連機関「United Nations Children's Fund」国連児童基金のことで、1946年12月11日に設立し、アメリカ・ニューヨークに本部が置かれています。

どのような時代であっても、子どもに関わるすべての人がこの条約にうたわれている権利が実現されるように取り組むことが必要だとされています。

子どもの権利は大きく分けて、生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利、がかかげられています。

そして何よりも、子どもたち自身が、自分たちの持つ権利について知り、学び、声を上げていくことがとても大切だとされ、以下に世界のユニセフの動画がありましたので、紹介しておきます。

子どもたちのただのワガママに見えるでしょうか?

出典:ユニセフ:2019/11/18
出典:ユニセフ:2019/11/19

「世界こどもの日」を受けて、日本では5月5日を「こどもの日」とし、1956年(昭和31年)に国の祝日として実施されています。

「こどもの日」の世界的な歴史

  • 1920年:トルコが4月23日を「国家主権と子どもの日」と制定
  • 1925年:ジュネーブの子どもの福祉世界会議で、6月1日を「国際子どもの日」(International Children's Day)と制定
  • 1954年:国連総会により、11月20日が「世界こどもの日」(Universal Children's Day)と制定
  • 1956年:日本が5月5日を「こどもの日」祝日と制定

になっています。こどもの日をとくに制定していない国もあるとされています。

日本では「こどもの日」には「端午の節句」(たんごのせっく)とも言ったりしますが、どんな関係があるのでしょうか?そのあたりをウィキペディアや関連記事で調べてみました。

昔の風習とは?

日本に昔から伝わる「端午の節句」の風習や、行われていた行事、食べ物、飾り物などの歴史を調べてみました。

「端午の節句」とは古来の日本の言い方で、「5節句」のうちの「1つの節句」に当たります。

古代中国から伝わった「陰陽五行説」(いんようごぎょうせつ)の中に「5節句」はあり、奈良時代(712年)から続く、季節の節目に伝統的な年中行事を行う昔の風習で、今も日本の象徴とされています。

現代では、季節の変わり目を知らせる日本のイベントですね(^^)

「5節句」とは

漢名日付和名節句料理
人日(じんじつ)1月7日七草の節句七草粥(ななくさがゆ)
上巳(じょうし)3月3日桃の節句・ひな祭り菱餅(ひしもち)や白酒
端午(たんご) 5月5日菖蒲(しょうぶ)の節句菖蒲酒、菖蒲湯、柏餅(関東)ちまき(関西)
七夕(しちせき)7月7日七夕(たなばた)素麺(織姫(おりひめ))
重陽(ちょうよう)9月9日菊の節句菊を浮かべた酒(菊酒)
出典:Wikipedia(ウィキペディア)

端午の節句は「菖蒲の節句」(しょうぶのせっく)とも呼ばれ、強い香気で厄を祓う(やくをはらう)とされた菖蒲やよもぎを軒先につるしたり、菖蒲の花や葉をお風呂の湯に浮かせた菖蒲湯に入ったり菖蒲酒を飲んだりしました。

農村では、田んぼや、女の子の行事とされていました。

菖蒲は湿地帯で育ち、強い香気(こうき)と薬用成分が特徴だとされていて、似ている花に、花菖蒲、あやめ、カキツバタがあるということです。

しょうぶ
菖蒲

新しい芽がでるまで古い葉を落とさない事から「家督が途絶えない」とした、縁起物として柏(かしわ)の葉で包んだ「柏餅」、笹(ささ)の葉で巻いた「ちまき」を食べます。

関東では柏餅、関西ではちまきを食す、とされていますが、現代ではスーパーなどではどちらも売っていて、通販でもどこでも買えて食べることが出来ます。

こどもの日
折り紙細工は兜、丸いのは柏餅、長いのはちまき

「鯉のぼり」には、登竜という激流(登竜門)を鯉が登ったという中国の伝説を受け、鯉には出世と健やかな成長を願う親の気持ちが託されています

こいのぼり
鯉のぼり

ちなみに、鯉のぼりの生産量が日本一のところは埼玉県加須市で、世界でも知名度が高いといわれています。

江戸時代には徳川幕府の重要な式日が5月5日と定められ、将軍に男の子が生まれると、玄関前に家紋や馬印(うましるし)や幟(のぼり)旗を立てて祝いました。

かもんうまじるしはた
出典:ACサイト:家紋・馬印・旗

武事・軍事を尊ぶ「尚武」(しょうぶ)と菖蒲(しょうぶ)と言葉をかけ合わせ、鎧兜(よろいかぶと)の勇ましい飾りをして男の子の誕生と成長を祝う節句とされています。

時代の移り変わりにより、立身出世を願う男の子の節句、お祝いとなっていきました。将軍家に生まれた戦国時代の男の子は大変な時代でしたね(゚д゚)!NHKの大河ドラマ・時代劇のイメージしかわかりませんが・・・(・・?

現代では、鎧兜は「身を守るもの」という意味となり、子どもを災いから守ってくれるようにと鎧兜を飾るといいます。

現代で室内に飾る置物といえば、作り物の兜や鎧のついた人形(お雛様のような3段飾りもあるといいます)、首振り虎、金太郎人形などでしょうか。

田舎の広い家では伝統的な大きな飾り物も置けますが、核家族化していている都会のマンションやアパートなどでは、形やサイズも小さくなってきています。

田舎に行かないと見ることができないと思われる景色が、YouTube動画にありました。

以下に、国登録有形文化財として今も残っている旧市川家住宅の主屋(おもや)に飾られた「端午の節句」模様を紹介します。

旧市川家住宅とは、愛知県日進市にある史跡で、2012年(平成24年)には所有者の市川清子から日進市に寄付されたということです。

一般公開もされていますので、こどもの日の祭日に親子で歴史を感じるのも良い刺激になりますね。(詳しくは「日進市に寄付された」に日進市のリンクを貼っています。)

木綿問屋を営む、野方村の庄屋を務めていた市川藤蔵(いちかわ とうぞう)の住宅として、宝永6年(1709年)に建設されたとされます。現在が2021年なので計算すると、築312年になります(゚д゚)!

出典:YouTube

よく知られている日本の歌では「こいのぼり」や「背くらべ」などの童謡があり、折り紙や新聞紙、広告紙などで兜を折ったり、画用紙で鯉のぼりをつくったりします。

親子で兜を作ってみたり、柏餅やちまき、巻きずし、ちらし寿司なども子どもと一緒に作ってみてはいかがでしょうか( ^ω^)・・・思い出の日になると思います。

今回のまとめ

「こどもの日」は世界的規模の祝日であり、周りや親からのお祝いを受けたり、子どもたち自身が、自分たちの持つ権利について知り、学び、声を上げていくことがとても大切だとされています。

日本では、自国の季節の変わり目をお知らせするイベントとして「端午の節句」「菖蒲の節句」があり、こどもの日と合わせて祝日にお祝いする行事でした。

「端午の節句」は、奈良時代に中国から伝わってきた「5節句」の中の1つに当たり、江戸時代には徳川家の将軍により、立身出世を願う男の子の節句になっていきました。

現代では、節句の飾り物や行事をしなくても、子どもの歳に関係なくお祝いしてもしなくても、内容も個々に任されていて自由です。

団体保育、教育である、保育園や幼稚園、小学校では「端午の節句」「こどもの日」のイベントを保育のねらいとして実施していますので、お仕事の忙しい家庭では安心です。日本人なら誰でも知っている行事になります(^^)

昔の風習やこどもの日の雑学も知り、子どもも親も「成長していることを喜び合う」良い日にできれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございます。

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