難病の子どもを支えるファシリティ・ドッグとハンドラーに感動!

ゴールデンレトリバー

難病や重い病気で長期入院を必要とする子どもたちを,支え元気付けるワンコの動画に感動しました。その名もファシリティ・ドッグ。その管理をするハンドラー。

彼らの仕事は病院の勤務です。そして,この活動はまだ始まったばかりだといいます。

ファシリティ・ドッグとハンドラーの意味や活動とは?始まりなどを記事にしてみました。

ファシリティ・ドッグとハンドラーの意味は?

YouTubeのワンちゃんや猫ちゃんなどの可愛くて愛くるしい動画を観るのが大好きで、いつも癒やされています。(ありがとうYouTube)

今回も同じように面白可愛い動物たちの動画を観ていたら、「難病の子どもたちを支え続けたワンコ、ファシリティ・ドッグ」の動画が出てきました。

「ファシリティ・ドッグ」ってなんだろう・・・と思って観ているうちに、これの関連感動を次々にみてしまい、(´;ω;`)感動してしまいました。

そして、この感動が伝わるといいなと思い、記事にしてみました。

「ファシリティ」とは、施設・設備・建物といった意味。

ファシリティドッグ」は、施設で活動するために専門的に育成された、犬のことです。

「ハンドラー」とは、犬をコントロールし、常に一緒に生活し、あつかう専門的研修を受けた、人間のことです。

彼らは、1匹と1人のペアで、決められた施設(ここでは指定された病院)で決められたプログラムに従って、管理された衛生の中で勤務していました。

ここでは、医療スタッフの1員として、認められ、常勤しているのです。彼らは単なる「セラピー」ではなく「治療に携わっている」、と考えられています。

日本では、この「ファシリティ・ドッグとハンドラー」の活動は、約10年前、2010年から取り入れられたそうです。

出典:PECOチャンネルさん【癒やしのペット動画】:2020/12/12投稿済み

「ファシリティ・ドッグ」と「セラピー犬」は似ているが違う?

「ファシリティ」は「施設」のこと。

そして病院で働く犬のことを詳しく言うと「ホスピタル・ファシリティ・ドッグ」なのだそうです。

必要とされる施設はほかにもあるそうで、欧米では病院のほか、裁判所で精神的苦痛を伴う証言を行う人に付き添ったり、退役軍人の精神的ケアをしたりすることもある、と言われています。

施設以外では、警察犬や救助犬はよく見聞きしていましたが、訴訟などが多い欧米だからこそ、裁判所でも「ファシリティ・ドッグ」が活動しているのでしょう。

「セラピードッグ」も人の精神的な癒やしを行う使命を持っていますが、1箇所ではなく各地の施設を訪問するようです。

それに対して「ファシリティドッグ」は1つの施設に常駐して、長い期間を同じ患者とともに過ごしていくことになるということです。

高度な能力と厳格な資格を要し、セラピードッグには許されない「治療計画への介入」が重要な役割の一つとなっている、とされていました。

ファシリティドッグ/ファシリティードッグ( facility dogs)は、セラピードッグの一種で、アニマルセラピー(動物介在療法)の高度に専門的なトレーニングを受けたアニマルコンパニオンとして、それを必要とする施設(病院など)に常駐(常勤)するタイプの犬をいう。

Wikipedia

ファシリティ・ドッグとハンドラーの活動は?

辛い、病院での治療を、消毒液の匂いと、閉鎖された同じ空間で、毎日受ける子どもと(主に)母親の立場を察すると、なんとも言えない気分になります・・・。

(私事で申し訳ありません・・・私の子どもは3歳から小児喘息を発症し、小学校高学年まで季節の移り変わりごとに、1~2週間ずつの入院を繰り返していましたから、なんとなくわかります。)

そんな時に、母親としては子どもに楽になって欲しい、それが一番の幸せだと思いますから、ワンコが遊びに来てくれるなんて、とても嬉しいはずです(゚д゚)!。

「ファシリティ・ドッグとハンドラー」の活動はいろいろあるそうです。

この活動を立ち上げた団体、NPO法人「シャイン・オン!キッズ」さんは、ブログがあり、そのブログを読んでみました。

手術室入室時の付き添いや、薬が飲めない子ども、食事がすすまない子どもを見守ったり応援したりするそうです。

何より、ワンコの温厚な態度に、子どもをはじめ、病院全体が癒やされている模様です。

ファシリティ・ドッグとハンドラーの始まりは?

団体の創設者、現理事長はキンバリー・フォーサイスというアメリカ出身の女性です。

(当時は・・・現在はわかりません)日本に住んでいたキンバリー・フォーサイスさんは、最愛の息子さん(タイラー君)を長い闘病の末、2歳の時、白血病(小児がん)で亡くしたのです。

そして、目に映る周りの風景は、日本の小児科病院での同じ病気をかかえた子どもと親の姿、だったのですね。

「自分と同じような立場の日本のご家族に、何ができるだろうか」と考え、いろいろ視察旅行や模索していた時に、ハワイの子ども病院で「ファシリティ・ドッグ」と「それを慕う子ども」と出会い・・・衝撃を受けるととも「これだ!」と思われたのです。

やはり、精神面でのストレスやご苦労も計り知れないほどあり、人として考え深い経験をされたということだと思います。

そして「ファシリティ・ドッグとハンドラー」の活動団体「NPO法人シャイン・オン!キッズ」が立ち上げられ、日本に導入された、ということです。

以下の動画にて、(1:48あたりから)ご本人が詳しく解説されています。

出典:ShineOnKids:2020/12/13 にライブ配信

ワンコの純粋な心と愛くるしい表情は「ただ、そこにいるだけ」で人生を変えてしまえる力があるのでしょうか・・・

(ベイリーは10歳(人間相当年齢:75歳)の2018年に引退。病院の図書館などで患者らを癒やすボランティア犬として余生を送る。12歳9カ月で死ぬ。これまでに支えた子どもは2万2500人を超える。)

ハードルを乗り越えて

しかし、導入場所が病院ということと、経費の問題で、ハードルがかなり高かったということです。

一番心配されたのが、感染症、アレルギー。そして予測不可能な事故など、様々な心配があったといいます。その中でてを掲げてくれたのが、静岡県立こども病院。

最初の活動は、ごく限られたもの(病棟には入れなかったそう)だったということで慎重に進められていきました。

寝たきりの子どもの親から、病室内にも「ファシリティ・ドッグ」を入れて欲しいという強い希望があり、その希望を行っていったということです。

そして、問題は起こらず、それどころか、子どものやる気を起こさせたり癒やしたり、親のストレスまでも癒せたりと効果があり、病院のスタッフからも徐々に認められるようになって、現在では活動の幅が広がっています。

地道な取り組みと、事例・実証・効果が積み上げられ、2021年7月1日より国立成育医療研究センターで新ハンドラー・新ファシリティドッグの活動が開始され、現在は国内「4病院」に導入されている、ということです。

出典:ShineOnKids:2021/07/01投稿済み

2022年現在、4匹の「ファシリティ・ドッグ」と4人の「ハンドラー」が存在しています。

  • 神奈川県立こども医療センター:アニー(ゴールデン・レトリーバー(メス))森田 優子(もりた ゆうこ)
  • 東京都立小児総合医療センター:アイビー(ラブラドール・レトリーバー(メス))大橋 真友子(おおはし まゆこ)
  • 国立成育医療研究センター:マサ(ラブラドール・レトリーバー(オス))権守 礼美(ごんのかみ あやみ)
  • 静岡県立こども病院:タイ(ゴールデン・レトリーバー(オス))谷口 めぐみ (たにぐち めぐみ)

育てる犬や人間の代替えはなく、唯一のもので、彼らは専門的な技術と訓練、死ぬまで生活をともにするという強いきずなとで成り立っている。それだから、命に関わる病気の子どもたちとその家族を癒せるのだそうです(゚д゚)!

いくらかかるの?・・・経費や導入費用は?

とはいえ、ボランティアでない限り、ハンドラーの生活費や、ファシリティ・ドッグの育成費はどうされているの?という疑問が湧いてきます。

病院への導入費用というものがいるということで、初年度は年間1,200万円。その後は、900万円といわれており、彼らペアの食事代から健康管理、ハンドラーのお給料もきちんと支払われるそうです。

現段階では、シャイン・オン!キッズが集めた助成金や寄付金を、導入費用にあてていたり、病院側と話し合いながら進めているということです。

日本と欧米とは制度・文化・環境が違っており、例えば、国民皆保険制度は日本だけのもので、アメリカでは病院自体が資金を持っているところが多くあったり、「ハンドラー」や「ファシリティ・ドッグ」の育成が進んでいたり、寄付の文化が進んでいたりということです。

日本での模索が今始まっているところなのですね。

「シャイン・オン!キッズ」ブログには寄付の方法も記載されています。興味のある方はチェック(゚д゚)!

本も刊行されていました。

笑わなかった子が笑うように、薬を嫌がって飲まなかった子が飲むように、ご飯を食べなかった子が食べるように・・・そんなふうに人生を変える力があった「ファシリティ・ドッグ」。

子ども目線からの「ファシリティ・ドッグ」を撮る子どもカメラマン(入院していた子どもたち)と、それを撮るプロのカメラマンとの写真が主体の本。

シャイン・オン!キッズ10周年記念写真集。

日本ではじめての“病院ではたらく犬”ベイリー。ハンドラーの森田優子さんといっしょに、入院しているこどもたちを笑顔にするのがお仕事なのです。小学校高学年にも向いています。

学校や施設への図書としても、プレゼントとしても喜ばれる、心あたたまる本です。

「ファシリティ・ドッグ」と「ハンドラー」の資格とは?

「ファシリティ・ドッグ」は補助⽝育成団体の世界的な統轄組織、アシスタンス・ドッグス・インターナショナルが定める国際基準と倫理規定に則っている、とされます。

病院でのファシリティドッグの「ハンドラー」を務めるには、看護師の資格を持ち、5年以上の臨床経験があることが必須、と言われています。

犬たちを指揮する力だけでなく、看護師としての能力も求められ、 看護師としての十分な知識と経験があるから、病院内でファシリティドッグに適切な指示を出すことができる、とされています。

そして、年に1度のアメリカのトレーナーによる「ハンドラー」へのチェックが入る、フォローアップという厳密な制度があるとされます。

トレーナーは医療関係の方がほとんどだそうです。

出典:ShineOnKids:2016/09/13投稿済み

素晴らしい仕事ですし、犬が大好きな方にも向いていますね、しかし、日本では導入する病院があってこその仕事。アメリカへいけばもっとたくさんのファシリティドッグの「ハンドラー」の仕事があるのかもしれません。

今回のまとめ

もふもふのフワフワ、純粋な心と愛くるしい表情、優しく温厚な態度の「ファシリティ・ドッグ」とそれを支える「ハンドラー」のペアー、チームは、難病や長期入院の子どもたちの心、親、医療スタッフまでも支え続けていました。

1人の息子を小児がんで亡くした親から発足した活動が、地道に1歩ずつですが着実に広がりつつあります。

その姿、活動の動画を観させていただき感動し、考え深いものがありました。最後までご覧いただきありがとうございますm(_ _)m

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